近年健康のために自転車で通勤通学をする人が増えていますが、それに比例して自転車と車による交通事故の件数も残念ながら増えているのが現状です。その事故の多くは車が曲がり角を進行した時に、死角にいた自転車と衝突したりまた自転車が急に飛び出しをして衝突することです。
もちろん車の過失もありますが、その大半は自転車に乗る方が技術やマナーが身についていないことにより、自動車が止まってくれるという過信が災いして事故となってしまうことが大半です。しかし本来自動車が被害者であるはずなのに、法律で捉えるとそうではないことになってしまいます。それは歩道の優先順位というものであり、一番は当然ながら歩行者で次に自転車や障害補助用の乗り物最後にバイクと自動車という形になります。そのためあきらかに相手側に過失があるとしても、交通事故となれば運転していた運転手の方が悪いということになります。
法律ではそれを過失割合と呼び、どんな事故であっても自転車が故意であっても1割から2割そして自動車は残りの7割から9割負担することになります。ただ過失割合の大半は1割から9割で決まってしまうことが多く、それゆえにしっかりと対策しておかないと損をするのは運転手です。過失割合を低くするためには、もちろん運転手側のより安全な運転マナーと技術が求められます。そして出来ることなら前方もしくは後方にドライブレコーダーを設置することによって、事故の状態を証明できるようにすれば負担の軽減になります。